プロフィール

Office MOTOHIRO
代表 竸 朗子 (きそい あきこ)
子どもの健やかで豊かな心の育ちのために、親が親として育つことをサポートしている親支援の専門家。
大学で心理学を学んだ後、都市銀行本部勤務を経て、通信会社・人材派遣会社で研修の企画・講師・コンサルティング営業に携わり、コミュニケーション研修・マナー研修・新入社員研修など成人教育の分野で経験を積む。
2004年に長男を出産。育児をする中で、大学で心理学を専攻した動機であった「子どもの心の育ち・親の関わり方」に興味関心が戻り、様々な親支援プログラム・子育ち支援プログラムを学ぶ。
企業の人材育成研修の現場で培った経験と、自身の育児体験が子育て支援の仕事に生き、2009年にOffice MOTOHIROを開業。
地元愛知を中心に、静岡・岐阜・三重・京都・山口・宮崎・鹿児島など全国各地の自治体や教育行政、園や学校と共に親子の安心をサポートし続け、参加者はのべ1万人超。
母親という「当事者」の立場・視点・感覚で、生活の中での子育ての「実践者」として平易な言葉で語る心理理論や子育ての具体的な方法論が、親たちに「わかりやすい」と大好評を得ている。
定員12名の連続講座、2000名を超える講演会、ワークショップのファシリテーター、乳児院の家庭訪問治療員など多様な実績をもち、内容の質の高さに定評がある。連続講座はその効果と満足度の高さからリピート依頼となり年間スケジュールが埋まる。
1973年生まれ、愛知県名古屋市在住。
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子育て支援への思い
レジャーに連れて行ってもらった記憶はありますが、日常的に親と一緒に遊んだ記憶はなく、1人で庭でままごとをしたり、自分の部屋でお人形遊びをした記憶が残っています。
(母は母でストレスを抱えていたことを今は理解できます。)
私はその痛みと悲しみを連鎖させず、我が子に「幸せな子ども時代」をプレゼントしたくて
子どもの育ち、親としてどう関わればいいのか、自分自身のケアを、自分のために学び、実践を繰り返してきました。
子育ちを学んだのは、私こそが子育てヘタクソ代表で、天然で子育てができなかったからです。
何が安心と信頼を傷つけるか、また、その影響を知っているから、今の子ども達が育つ環境に、安心と信頼と幸福感がもたらされることを祈ります。
心の痛みを知っているから、育ちの中で傷ついてきて今、親となった人たちに寄り添い、「あなたは大切な人」「あなたの中に力はある」「あなたなら大丈夫」と関わっていきたいと願います。
MOTOHIRO 基弘

竸 基弘(きそい もとひろ)は1995年の阪神淡路大震災で他界した兄の名です。
兄は、私が神戸の下宿へ遊びに行く度に、大学、アルバイトをしている居酒屋、友人とのバレーボール・・どこへでも連れて行って一緒に過ごしてくれました。
誕生日には必ず電話をくれました。
私は兄に大切にしてもらった記憶に今も支えられています。
「私が生きているうちは、兄が生きた証を残したい」と思い、屋号を「Office MOTOHIRO」としました。
兄は、亡くなった当時、神戸大学院生でロボットの研究をしていました。
震災の数ヶ月前に開催された日本ロボット学会で、研究成果を発表したその夜、恩師の先生と居酒屋で打ち上げをしていた時に、目を輝かせながら将来の夢を語ったそうです。
「ドラえもんのようなロボットを作りたい。」
「人の役に立つでしょう。そこがいいんです。」と。
恩師の松野文俊先生(現京都大学工学研究科教授)は、当時宇宙ロボットの研究をなさっていましたが、教え子であった兄の死をきっかけに、人の役に立つ、人を助けるレスキューロボットに研究を転向されました。
先生はその後、NPO法人国際レスキューシステム研究機構の設立に携わり、兄の名を冠した「竸基弘賞」を創設し、レスキューロボットやシステムの開発研究に顕著な貢献のあった若手研究者・若手技術者の業績を表彰することで若手の応援をなさっています。
▶︎「竸基弘賞」サイト http://www.rescuesystem.org/award.html
▶︎ 2015年1月18日中日新聞朝刊 阪神淡路大震災から20年「兄の生きた記憶 糧に」
経 歴
椙山女学園大学 人間関係学部 人間関係学科 心理学専攻 卒業
1996年〜
株式会社東海銀行(現 三菱UFJ銀行)営業企画部
2001年〜
株式会社ツーカーセルラー東海(現 KDDI株式会社)研修センター
2006年〜
ピープルスタッフ株式会社(現 テンプスタッフ株式会社)企業研修課
2009年〜
Office MOTOHIRO 開業
養成講座修了
プログラム
実践者養成講座修了 ※実践にはプログラム管理団体への申請、承認が必要です。
● CAP(子どもへの暴力防止プログラム)
CAPスペシャリスト養成講座 基礎編/実践編 修了
※ 愛知県で活動しているCAPグループ → あいちCAPプラス
● Nobody's Perfectプログラム 〜完璧な親なんていない!〜
ファシリテーター養成講座 修了
● ポジティブ・ディシプリン(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン開発)
ファシリテーター養成研修 修了
● ボーイズタウン・コモンセンスペアレンティング
幼児版初級指導者養成講座 修了
● 親子の絆づくりプログラム 〜赤ちゃんがきた!〜(略称:BPプログラム)
ファシリテーター養成研修 修了
● セカンドステップ(子どものソーシャルスキルトレーニングプログラム)
研修会修了
● エンパワメント・センター 主催
エリクソン・ユング派イメージ催眠を使う Inner Family 円卓会議 修了
● 日本ヒプノセラピーアカデミー Muruga Shan Matha Guru Kulam
ヒプノセラピー基礎講座 修了
親支援をはじめた動機

1950年代までの日本は、農業、漁業、商店、工場を営むなどして家業を営んでおり、生活の場と仕事の場が同じで、地域の中で暮らしていました。また、兄弟が5人、6人といる大家族でしたから、子どもがより小さな子どもの面倒を見て、母親が子どもにつきっきりで面倒を見なくても、子どもは人の中で育っていました。近所には適当に遊んでくれる子どもたちがいて、子どもだけで放っておいても安全な遊び場があり、声をかけてくれる隣近所のおじさん、おばさんもいました。
1960年代以降、高度成長期に伴って都市や街に出て働くようになり、核家族化が進みました。サラリーマンと専業主婦という家族形態が現代では当たり前のように思われていますが、夫婦協業から夫婦分業になり、「初代専業主婦」が現れたのはこの頃です。子育てが母親任せになり、父親は仕事へ出て不在、隣近所や親類縁者との付き合いも希薄となって「母子カプセル」「母子密室育児」状態で子どもが育つようになりました。
そして現代は、1960年代以降生まれが親となり、核家族の2代目3代目という時期にきています。自分の子どもを産んで初めて、赤ちゃんと接する親がほとんどです。子育てのモデルといえば、自身がその親から受けてきた子育てだけがモデルとなります。小さな子どもに触れた経験も、子どもの発達を知る機会もないまま親となる上、昔のように先輩お母さんから色々教えてもらえる井戸端会議がなくなり、ネット社会による情報過多の中で生きた情報が得られず、「育児」というマニュアルも唯一絶対の正解もない世界で、不安と迷いの中で子育てをしています。
保育士の方が大学で保育を学ぶように、親が親として育っていく時に子育てを学び、生の声・生きた体験を情報交換し、悩みを共有し合える、信頼でつながった仲間を得られたら、肩の力を抜いておおらかに親という仕事が担えるはずです。
私は1973年生まれで2004年に長男を出産しています。子どもの心の育ちや、親としてどう関わればいいのかを、自分のために学んで来ました。そして「親同士が安心と信頼でつながれる場が必要だ」と実感していたのです。
「わたしがそうだったから。」「わたしもそうだったから。」
それが親支援に踏み出すはじまりでした。自分が知りたかったことは、自分が伝えよう。自分が欲しかった場所は、自分が創ろう。その思いは私の原動力です。
なぜプログラムを
学んだか?

「Nobody's Perfect(完璧な親なんていない!)」など様々な「親支援プログラム」が日本全国に広がっています。
ドイツ初代宰相であったオットー・フォン・ビスマルクは、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と語りました。アメリカの精神科医ベッテルハイムは、「愛だけでは足りない、そこに必要なものは、それを伝える技術である。」と語りました。
個人の成長において「経験」は何をおいても必要なことですが、子育ては子どもの発達の知識や、適切なコミュニケーションスキルがあった方が楽なのです。親としてだけではなく、子育て支援者としても「支援をしよう!」と思いゼロから取り組み始めたのでは、何をしたらいいか、また何が有効なのか、明確になるまでに長い時間がかかり、今目の前で起こっている問題に対して効果的な対処がで
きません。
子ども達の健やかな育ちを守りたい。その目的に向かって進むために、経験から学ぶだけでは、いつまで経ってもそのスキルは「個人」だけのものとなります。試行錯誤にかかるはずの長い時間を不要にし、手っ取り早く確実に、効果的な関わりと支援を行えるのが、研究を経て実践上で効果を上げてきた「プログラム」です。目的を達成するために、ありがたいことに既にそこにある、非常に有用な道具であり手段です。
川の上流から流れてくる子どもを下流で助けるだけでは何も変わらず、いくら救ってもキリがありません。上流にいる人たちと語り合い、子どもの育ちを守る方法を共に考えていくことが根本的なアプローチです。適切でない養育の中にある子どもたちを救うことは重要ですが、同時に、子どもを取り巻く環境に対する予防教育にも力を入れていきたいのです。
ひとつに留まらず様々なプログラムを学んだ私は今、「私にとってのこたえ」を持っています。
ひとりひとりの親が「あなたにとってのこたえ」を見つけ出せるよう願っています。
安心して 自由に
自分らしく
生きられますように

乳幼児期の安全感、安心感、自分を信じる気持ち、他者を信頼する気持ちは、成長して安定した人間関係を築くための、心の土台となります。
私は私の子ども時代、安心感と信頼感をもっと守られて育ちたかったと思っています。
「私の中の小さな女の子」の不安や怖れやその身体感覚は、成長と共に記憶の奥底に追いやられていましたが、きっかけとなる出来事があれば、大人になってからもその感情は表面化することを体験しました。私は「私の中の小さな女の子」の安心感と信頼感を守ってあげたかったから、今の子どもたちの子ども時代を守るお手伝いをしたい、子ども時代の悲しみを抱えた親たちに寄り添いたい、と思うのです。
社会の中には、叩く・殴る・蹴る・無視する・言葉の暴力・いじめ・テロ・戦争 etc... 身体的なものも心理的なものも含め、様々な暴力が存在します。
CAPプログラムでは暴力の定義を「人の心とからだを傷つけること」としています。CAPプログラムを日本へ普及させた森田ゆりさんは、『「怖い」と思わせること、それが既に暴力だ』と語っています。暴力は、圧倒的な力関係がある中での「怖れ」にもとづく問題解決の手段です。
子どもはすべてを学習して育っていきます。1〜2才の思わず手が出てしまう時期から、子どもの気持ちを言葉で代弁し、叩いてはいけないこと、順番にする・交換するなどのスキルを、忍耐強く根気よく教えなければ、人を叩いてはいけないことを学習することができません。
また、養育環境において叩かれて育てば、思い通りにならない時には人を叩いても良い、体が大きくて強い人は、体が小さくて弱い人を叩いても良い、ということを学習するでしょう。暴力か、暴力を使うぞと脅すことで、問題は解決できると思うかもしれません。また、テレビやゲームで長時間暴力に慣れ親しみ、それを楽しんで育てば、加害を行うことがリアリティのないゲーム感覚にもなり得ます。
人は、みな等しく尊い存在であり、体が大きくても小さくても、尊重し尊重される関係性はひとりひとりの権利です。
何か問題が起きた時、相手を叩いたり怒鳴ったりして自尊心を奪うことなく、コミュニケーションスキルによって問題を扱うことを選べます。暴力ではなく協力を。無関心ではなく助け合いを。違いを恐れ暴力によって支配コントロールし抑圧するのではなく、違いを尊重し合い話し合うことを選べます。
子どもたちにそのような価値観を教え、子どもたちを被害者にも加害者にもしない、調和した社会へ歩みを進めるためには、私たち大人がモデルになることが必要です。大人の心の平和とゆとりが、子どもの育ちを守ることにつながっています。
親の安心が、親子関係の安定となり、子どもの安心を守ってくれます。
親の心が自由なら、親子関係が自由になり、子どもの心が自由になります。
子どもも大人も、安心と信頼の中で、喜びをもって
「本来のわたし」「自然なわたし」を生きられますように。
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